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〜メスのクワガタの見分け方

 「せっかく捕まえたのに何クワガタか分からない…」これはメスのクワガタの場合によくあることだと思います。
 オスの種類はほとんどの場合区別できますが、メスが分からないとペアリングの時にも困ります。
 写真と解説を参考にして、何クワガタかを判別してください。
これが分かったら凄い!

何クワガタでしょうか?(楽天)

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<メスのクワガタ9種類を掲載>
〜このページ内に各クワガタの解説があります。似ていると思うクワガタの解説をご覧ください〜


コクワガタ(26mm)

ヒラタクワガタ(32mm)

オオクワガタ(45mm)



ノコギリクワガタ(29ミリ)

ミヤマクワガタ(38mm)


ヒメオオクワガタ(35mm)


アカアシクワガタ(27mm)

スジクワガタ(20mm)

ネブトクワガタ(20.5mm)

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☆コクワガタ(熊本県産)
<分布>北海道・本州・四国・九州・離島
<体長>♀17〜32mm
 標高の高いところから平地まで、最も普通に見られるクワガタです。
 クヌギ・コナラなどの樹液に集まりますが、灯火にもよく飛んで来ます。
<特長>
・背中の点刻ははっきりしていません。
・上翅(背中)はヒラタクワガタよりざ
 らざらした感じです。
・コクワガタは頚節(けいせつ)がまっ
 すぐ、ヒラタクワガタはやや曲がって
 います。(拡大画像参照)
※スジクワガタ・ネブトクワガタとの違
 いについては、それぞれの解説を参照
 してください。

☆ヒラタクワガタ(福岡県産)
<分布>本州・四国・九州・離島
<体長>♀20〜42mm
 温暖な気候を好み、北限は東北地方南部と言われています。
 中国地方や九州地方ではごく普通に見られ、灯火にもよく飛んで来ます。
<特長>
・体は黒色。上翅(背中)はつるつるし
 た感じで光沢があります。
・背中の点刻がはっきりしない点で、オ
 オクワガタと区別出来ます。
・小型の場合コクワガタと間違えること
 がありますが、頚節(けいせつ)がや
 や曲がっている点で区別することが出
 来ます。(拡大画像参照)
※ツシマヒラタについては頚節はまっす
 ぐです。

☆オオクワガタ(熊本産)
<分布>北海道・本州・四国・九州・対馬
<体長>♀26〜49mm
 山梨県や関西の能勢地方では、台場クヌギと呼ばれる太くて背丈の低いクヌギに多く見られます。
 近年ブナ帯の灯火に飛来するものが数多く採集されています。
<特長>
・体全体が黒色で、背中に強い光沢を持
 っています。
・背中には12条の点刻がありますが、
 小型のものほどより明瞭となります。
・スジクワガタやネブトクワガタにも点
 刻はありますが、こちらは体長20ミ
 リ以下と明らかに小さく、見間違える
 ことはまずありません。

☆ノコギリクワガタ(熊本県産)

<分布>北海道・本州・四国・九州・離島
<体長>♀25〜35mm
 比較的標高の高いところから平地まで見ることが出来るクワガタで、灯火にもよく飛んで来ます。
 昼間も行動するクワガタで、寿命は一年かぎりです。
<体長>
・体は全体的に赤褐色のものが多く、黒
 っぽいものもいます。
・背中には鈍い光沢があり、横から見る
 と背中が強く盛り上がっているのが分
 かります。
・他のクワガタと比べてずんぐりとした
 体型(卵型)をしているので、見分け
 るのはそれほど難しくありません。
 

☆ミヤマクワガタ(徳島県産)
<分布>北海道・本州・四国・九州・離島
<体長>♀25〜40mm
 標高の高い地域に多く、昼間も活動し、灯火にもよく飛来するので、採集は比較的簡単です。
<特長>
・体は黒色のものが多く、中にはやや赤
 みがかったものもいます。
・メスのわりに大アゴが太く立派で、背
 中には強い光沢があります。
・体型には特長があり、お腹のほうに行
 くにしたがって幅が広く(お尻が大き
 く)なります。
・裏返すとお腹が光沢のある毛に被われ
 ているので、簡単に見分けることが出
 来ます。

☆ヒメオオクワガタ(福島県産)
<分布>北海道・本州・四国・九州
<体長>♀28〜42mm
 山地、特にブナ帯に多く、本州ではヤナギ類の細い枝からしみ出る樹液を吸いに集まります。
 寒さに強く、10月下旬まで野外で観察することが出来ます。
<特長>
・体は黒色で、表面の光沢は弱くつやが
 ありません。
・前胸板(ぜんきょうばん)の形に特長
 があります。(拡大画像参照)
・他のクワガタと比べて脚が長いです。
・九州産の上翅(背中)は本州産よりさ
 らにつや消し状になっています。

☆アカアシクワガタ(青森県産)
<分布>北海道・本州・四国・九州・対馬
<体長>♀31〜38mm
 標高の高い所を好むクワガタで、ブナ帯ではヒメオオクワガタと同様に、ヤナギ類の細い枝からしみ出る樹液を吸いに集まる姿を目にすることが出来ます。
 また灯火にもよく飛来しますので、採集は比較的簡単です。
<特長>
・体は黒色で鈍い光沢があり、どこか品
 のある美しいクワガタです。
・裏返してみるとお腹や脚の付け根が赤
 いのがはっきりと分かります。
 他のクワガタと迷ったとしても、裏返
 して見れば一目瞭然、まず間違えるこ
 とはありません。

☆スジクワガタ(愛知県産)
<分布>北海道・本州・四国・九州・離島
<体長>♀14〜20mm
 平地ではクヌギやコナラなどの樹液に集まります。
 標高1,000メートル以上の山地でも見られ、灯火にもよく飛来します。
<特長>
・上翅(背中)には明瞭なスジがたくさ
 んあります。
・コクワガタとは頚節がやや曲がってい
 る点(拡大画像参照)で、区別するこ
 とが出来ます。
・ネブトクワガタとはアゴの形が明らか
 に異なっているため、区別することが
 出来ます。
※ネブトクワガタのアゴはバチ状になっ
 ています。(拡大画像参照)

☆ネブトクワガタ(鹿児島県産)
<分布>本州・四国・九州・離島
<体長>♀14〜21mm
 クヌギやカシ類の樹液のほか、本州ではモミの樹液に多く見られます。
 西日本では普通に見られますが、関東地方では少ないようです。
<特長>
・上翅(背中)には明瞭な深いスジがた
 くさんあります。
・スジクワガタ・コクワガタと間違えや
 すいすが、これらとはアゴの形で明確
 に区別することが出来ます。
※ネブトクワガタのアゴはバチ状にな
 っています。(拡大画像参照)
・オオクワガタにも上翅にスジがありま
 すが、大きさが全く異なります。



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