桧枝岐灯火採集 |
平成11年8月11日の早朝、本日から2日間福島県の桧枝岐で灯火採集を行うため、広島を出発した。 飛行機で羽田に向かい、大宮駅でタカ氏に車で拾ってもらって、いざ福島へ向けて出発である。 今回の移動距離は1000`以上あり、HPのタイトルにふさわしい、かなりハードな行程になっていた。 真っ直ぐに桧枝岐に向かったが、それでも到着したのは夕刻前であった。 現地ですでに一日前から桧枝岐入りしていたmatsuda氏と合流したが、持っているケースの中にクワガタがいる。何と前日の灯火で2頭の♀を採集したというのだ。 |
オオクワを見て期待が膨らんだ我々は、早速灯火を張る作業に入った。灯火のセッティングは30分ほどで終了し、あとはクワガタの飛来を待つばかりである。 灯火にはポツポツとクワガタが飛来したが、肝心のオオクワが飛んでこない。しばらくしてタカ・matsuda両氏が車で辺りの灯火を見回りに出かけた。 私は留守番をし、その場で灯火の見張りを続けていたが、灯火から5〜6m離れた場所で、大顎の先が割れた中型の♂を見つけた。「やった、オオクワの♂だ!」と思った次の瞬間、その喜びは落胆に変わった。見つかったのは52_と比較的大型のヒメオオの♂であった。 |
オオクワが生息する原始林 |
そうこうしているうちに見回りをしてきた二人が戻ってきた。 どうやらmatsuda氏がオオクワの♀1頭を採集したらしい。 matsuda氏は2日間で3頭という素晴らしい成果だ。 その後12時頃まで灯火を続けたが、結局この日は♀1頭のみの成果で終わった。 翌日も灯火を張ったが天気が悪く、採集の見込も薄くなったことから、早々に切り上げて帰ることにした。 私自身は今回も成果が無かったが、同行者のmatsuda氏が3頭の成果を挙げ、気持ち的には満足の桧枝岐採集であった。 ※余談だが、帰る途中で崖崩れに遭遇した。まさに崩れたてのホヤホヤという感じであったが、ライダーが手で合図をしてくれていなかったら、そのまま突っ込んでいたと思う。助かった… |
採集した福島産ワイルド♀ |