宮崎県西部フィールド回り(16年12月30日)

 今年も正月休みを利用して、宮崎のフィールド回りに出かけてきた。今年の正月休みは5日間と短く、採集にかけられる時間もそう多くは無い。夏季の樹液採集に向けたポイントを探しつつ、効率的な動きが求められるフィールド回りとなりそうだ。
 まずは毎年行くポイントへ直行した。ここではかつてオオクワガタが採集されており、自分の中でも期待度の高いポイントだ。
 付近一帯を昨年オー氏とともに回ったのだが、その際カワラの生えたエノキの倒木を見つけていたので、現在その倒木がどうなっているのかとても興味があった。
 程なく目的のエノキを見つけることが出来たが、昨年と同じ場所にそのままの状態で横たわっていた。
 ほとんどが土に埋まっており、一見したところかなり湿気が多そうだ。急な斜面の途中にあり、足元に注意しながら近寄ってみたが、倒木は全くの手つかず状態であった。朽ち具合をチェックするため材に軽く斧を入れてみたが、クワガタの食痕は全く現れない。
 期待をしていた材だったのだが、かなり過湿気味なことに加え、現在材割自体を自粛しているので、このエノキはほとんど削らずにその場を後にすることにした。
昨年発見したエノキの倒木は過湿気味であった
 今回のフィールド回りの一番の目的は夏の樹液採集に向けたポイント探しであり、辺りの樹層を眺めながら車を走らせたが、なかなかめぼしい木は見つからない。
 今一だなと思いながら車を走らせ続けたが、農道のような細い道の突き当り付近で一本のニレの木が目に飛び込んできた。
 道路からは見にくい位置にあったのだが、針葉樹に囲まれた中にポツンと立つ太いニレの木は、遠めにも何か雰囲気を感じさせた。
 近づいてみると樹上約4メートルのところに感じの良い洞があり、しかも樹液痕がはっきりと見える。
 「この木はひょっとして!」と思わせるような木であり、反対側に回ってみると、裏側にも同じくらいの高さに感じの良い洞がある。(下記画像参照)
 ちょっと気が早いかもしれないが、この木を見た瞬間に夏が待ち遠しくなってしまった。入念に木の周囲をチェックし、ポイントの場所を忘れないようしっかり頭に叩き込んで別の場所に移動した。
 樹上約4メートルに洞のあるニレの大木  洞付近の拡大画像(樹液痕があり、裏側にも洞があった)
 その後もオオクワのポイントになり得るような木を探し続けたが、これという木は見つからなかった。
 今回はこれで時間切れとなったが、夏の樹液採集に期待の持てそうなニレの木が発見出来、うきうきとした気分でフィールド回りを終えることが出来た。


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